禁止されるほど試したくなる心理現象
東野幸治と今田耕司がamazonプライムビデオのオリジナル番組「カリギュラ」で鹿を狩る!
現在の地上波テレビでは絶対コンプライアンスNGな企画である『鹿の狩猟から解体、そして食べるまで』を動画にした番組が食に対しての意識を再確認させられました。
2019年1月現在シーズン2まで放送されていますが、狩猟の企画は全部で3作。
鳥獣による農作物被害でも悩まされている(鹿・猪・カラス)を狩猟しています。
精肉店やスーパーで並べられてるお肉も、誰かが生き物の命に手をかけています。
普段そんなことも考えずお肉を美味しく頂いていますが、あらためて食に対して見つめ直した動画になりました。
Contents
東野幸治が鹿を狩る目的は「生きるために生き物を狩る」
人間も動物も他の命を食ってしか生きていけない。
生きるために生き物を狩るという事を目的に、東野浩二はサバイバル登山家・服部文祥と共に北海道・占冠村の山に入っていきます。
サバイバル登山家・服部文祥ってこんな人!
登山を追求した結果、ケモノのように食料を現地調達しながら山を登る。
大自然のなかで生き残る手ごたえを掴んでいく…情熱大陸でも紹介されました。
サバイバル登山に興味のある方はこちらの書籍!
鹿を狩るための服部さんの策~東野、鹿を仕留める
同行メンバーは東野と服部さん、そして現地ガイドのハンターと撮影陣。
野生の鹿を相手に撮影陣はドローンを飛ばしたり、東野はレプリカの猟銃を杖替わりにしたりと前半はコメディ感がありましたが、さすがに服部さん怒ります。
ゾロゾロと引き連れての狩猟はさすがに無理だと判断した服部さん。
急な斜面という地形を生かし、皆と距離を開ける策にでて鹿を追い詰めていきます。
そしてついに「ドンッ…」銃声が響きました。一発で心臓を撃ち抜きます。
ここからは東野の仕事で鹿の血抜き作業!首元の頸動脈をナイフで切って血抜きをする。
素早い血抜きは、肉をより美味しく食べるため(肉に臭みが残らないように)と鹿の苦しみをできるだけ短くするためである。
仕留めた鹿は持ちかえるため山道をひきずりながら解体する場所まで運びます。
狩った鹿の解体作業「命いただきます」
ここからがエグイ場面。
鹿の皮を剥いで内臓を取り出すところまではっきり撮影されているので、初めて視聴するときは血の気が引きました。
命をいただく行為にあたり儀式があるということ。
服部さんは鹿の心臓を取り出しナイフで3つ切れ目を入れていきます。
「天と地と自分」ということらしい。
命ってそんなに重いもんじゃないんだよね。
個人個人にとっては重いんだけど…。
シカの命なんて大切じゃないから殺す、そして食べるんだよね。
でも俺たちにとって肉は生きるために大事。
生命の全体のうねりとして命があって、「そこに死にたくない、痛いの怖い」という感情は意味がない!
本来俺たちは命を食べて生きていかないといけないし、俺たちも食われなきゃいけないんだけども…。
殺すことで命を大切にすることもできるし本来そうしてるはず
なのに死を一生懸命隠しることに反発したい」
狩った鹿の味を堪能する
狩った鹿を部位ごとに焼いて食べる。
東野の血抜きが迅速だったので、まったく臭みがなく牛に比べて軽い脂であっさりしてるといったコメントでした。
野生の鳥獣である鹿は「ジビエ」といいヘルシーでブームになりつつあります。
解体してくれる人がいるからこそ通販でも新鮮なジビエを味わうことができる。
北海道産のエゾシカ肉いかがでしょうか!
鳥獣に悩まされている人もいる!農作物の被害額172億円
鳥獣による農作物の被害がたいへん多く、年々減ってはいますが平成28年度の総被害額は172億円。
シカによる農業被害は、生育期の水田被害などの農地を食いあらし、平成28年度の農業被害額は56億円にものぼり野生動物による被害の約30%を占めています。
住民の被害に対し国(農水省)市町村の取り組みを支援していますが、市町村や都道府県は必要な対策を的確にしてくれるとは限りません。
ジビエ人気になり狩猟が増えることで農作物の被害も減るようなサイクルができれば理想ですが、簡単ではありませんね。
猪や鹿が鳥獣被害の半分以上を占めていますが、身近な生活の中には【アライグマ・イタチ・ハクビシン】が悪さをする場面もあります。
- 天井から大きな音がする
- 糞や尿など異臭がする
- 天井板にシミができてきた
- 大事なペットが原因不明のケガをしている