日本酒のラベルや説明に書かれている「無濾過生原酒 中取り 直汲み」の意味ってよく分かりませんよね!
サクッと簡単に理解しておきましょう。
無濾過生原酒とはどんな日本酒?
お盆に飲もうと思っていたんだけど、やっと飲めました。
『KAKEYA 2018 純米大吟醸 無濾過生原酒 中取り 直汲み』
ボディ感も強めなのにスイスイ飲んでしまういわゆる危険な酒だ!明日早く起きなきゃなのに寝かせてくれないんだけど、この酒…。#saketaku pic.twitter.com/oltyfVWaKi
— しーたか (@s_sakearchive) 2018年8月18日
こちらのツイートは、日本酒定期便「saketaku(サケタク)」から届いたKAKEYAという日本酒ですが、表記に「無濾過生原酒 中取り 直汲み」とあります。
無濾過生原酒 とは、
- お米のカスなどをフィルターにかける濾過作業をしていない
- 酵素の働きを止めたり殺菌を目的とした加熱処理をしていない
- アルコールの度数を調整する加水処理をしていない
搾った日本酒をそのまま瓶詰したものです。
酒袋から搾られた日本酒は濾過工程に入ります。
お米のカスを除去したり脱色、香味の調整が目的ですが、「無濾過」ですので濾過をしないということになります。
そして日本酒は、通常酵素の働きを止めたり火落ち菌などの殺菌を目的として、加熱処理を2回に分けて行います。
この加熱処理を2回とも行わない日本酒が「生酒」といいます。
また、割水という工程で加水処理が行われアルコール度数の調整や香味のバランスをとりますが、加水処理など行わずそのままを瓶詰したものを「原酒」といいます。
無濾過生原酒は、搾った酒袋をそのまま瓶詰したフレッシュな状態の日本酒ということです。
原酒のアルコール度数は18~19度ほどで、加水処理をして度数を調整したものより高めです。
中取りとは?
搾る作業には3つの段階「あらしぼり」「中取り」「押切り」があります。
中取りとは、搾る作業の中盤にとれるお酒のことです。
中取りの中にも2段階あり、①酒袋を圧搾機に積み上げたとき重みで自然にでてきたもの、②初めて圧力をかけた時にでてきたものをそれぞれ瓶詰したものになります。
直汲み(じかくみ)とは?
直汲みの読み方は「じかくみ」といます。
直汲みというのは、搾られた日本酒をタンクに貯蔵せず直接瓶詰したもの。
牛乳でいえば牛のお乳から搾ったものをそのまま瓶詰したものということでフレッシュそのものです。
フレッシュな搾りたてを出荷できるということは、酒蔵の自信の表れでもあります。
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